2025年の新しい挑戦:専門性を極めるブログ連載
中小建設業専門の経営コンサルタント長野研一です。
これまで私は、経営の現場で感じたことやコンサルティングの姿勢について幅広いテーマでブログ記事を書いてきました。しかし、2025年はこれを大きく転換し、専門性をより高めた内容に特化します。今年のブログテーマは「中小建設業×KPI×生成AI」を軸とし、より深く、より狭い範囲で記事を書き進めていきます。
この方針転換の背景には、私自身の強い危機感があります。ただし、それは健全な危機感であり、中小建設業の経営者にとって現場で役立つ情報を届けるための決意でもあります。今年のブログ連載では、「狭く・小さく・明確に」という合言葉を掲げ、手を広げず一つのテーマに集中します。
毎月のテーマ構成:「固定化」で信頼性と深度を高める
2025年のブログ連載では、毎月の投稿テーマを以下のように固定化します。
- 第一週:自由投稿
- 私自身の気づきや新しい視点、お知らせなどを紹介します。
- 第二週:中小建設業と経営審査事項
- 経審(経営審査事項)のポイントについて解説します。
- 第三週:中小建設業の営業活動
- 営業力強化に向けた着眼点や実践的な方法をご紹介します。
- 第四週:中小建設業の現場改善
- 生産性向上や効率化の具体的な事例を紹介します。
これにより、読者である中小建設業の経営者が直面する課題を的確に捉え、「いつ読めばどんな情報が得られるか」を明確にすることができます。また、この構成を継続することで、テーマごとに記事をまとめ、ミニ電子書籍として公開する予定です。
知識ではなく「信頼」を築く時代へ
ノウハウ本やインターネットの普及で、知識そのものの価値が下がり続けています。生成AIの台頭により、誰でもかんたんにノウハウや情報を手に入れることができ、いっぱしのことが言える時代になったことで、今後その傾向は一層強まるでしょう。それは別の見方をすれば「何を言うか」よりも「誰が言うか」が重要な時代になったともいえます。
同じような内容でも、「現場で得たリアルな知見」を持つ人と、「本やAIから得た情報」をそのまま語るだけの人では、説得力が大きく異なります。今年のブログでは、私自身がコンサルティング現場で掴んだ確かな知識と経験を元に、具体的で実践的な解決策を提示していきます。
本で語られるのは大企業を念頭に置いたものが多いですが、それが中小企業に妥当する場面はそれほど多くないというのが実感です。私はよく洋服に例えるのですが、それがよい生地、よい仕立てであるかどうかと、その方に似合うかはまた別の話で、後者を抜きに正誤を語ってみてもあまり意味はないと思っています。
おわりに:「収穫期に入る」宣言
2025年は私にとって、これまでの経験と実績を集大成として形にする一年と認識しています。よそ見をせず、手を広げることなく、自分の専門分野に集中し、価値ある情報を発信し続けます。それは「収穫期に入る」という決意の表れです。中小建設業の経営者が抱える課題に正面から向き合い、解決策を提示することで、読者の皆さまの事業に確かな変化をもたらしたいと考えています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。「狭く・小さく・明確に」尖った情報をお届けするブログにどうぞご期待ください。