建設業で描く未来: 新世代への扉と収益アップの道

こんにちは、建設業界に特化した経営コンサルタントの長野研一です。

 

今日は、「強みを活かした高収益受注戦略」と若者の雇用促進についてお話しします。

 

現状が示唆する建設業の未来

建設業界は現在、従業員の高齢化や新規参入者の減少という難題に直面しています。一方で、毎年約16万人の若者が高校を卒業して就職していますが、若年層の離職率は高く、建設業界への参入も進んでいません。

この現状は、施工現場が人手不足に陥り、やがては業務を維持できなくなる可能性があることを意味しています。この業界の多くの企業は下請けに依存しており、新人教育や従業員のスキルアップに対する取り組みが不十分です。また、魅力的なキャリアパスや福利厚生を提供することで、就職希望者を引き寄せる努力にも遅れが見られます。

しかし、建設業は技術を習得し、資格を取得することで、仕事の範囲を広げ、キャリアを形成し、やがては独立も夢ではない魅力的な分野です。自分たちが作り上げた作品が形として残り、社会に貢献する達成感は、若者にとって大きな魅力の一つです。

にもかかわらず、多くの建設企業が低収益に苦しみ、教育訓練など自社の戦力アップに向けた未来への投資が必ずしも十分にできているとはいえません。

 

弱みの克服ではうまくいかない

ここで私が提案したいのは、自社の強みを生かして特定の市場で活躍し、利益を上げることです。拡大志向に走らず、むしろ抑制し、いまある(あるいは近い将来手に入れられる)経営資源でいかに戦うかをじっくり考えることで、会社組織と仕事の仕方をブラッシュアップし直し、生産性を向上させる機会としていただきたいのです。

一人ひとりの忙しさが限界に近づいており、しかも要員の確保が難しい現状は、翻っていえばオペレーションの改革、業務内容の整理見直し、メンバーのレイバースケジューリング(注)改善による効率アップのチャンスともいえます。

 

まとめ

このような取り組みは、若者が将来に希望を持ち、この業界でキャリアを築く意欲を生むことにつながります。

建設業界の未来はまだ明るいです。私たちは、若者がこの分野に興味を持ち、長期的なキャリアを築けるようにするために、今こそ行動を起こす必要があります。

(注)ここでレイバースケジューリングとは、人員に対して仕事を割り振るのではなく、仕事量に対して適切な人員を配置するという考え方で行う人員配置の見直しを指しています